ども、くろっくです。
今回はAタイプの新理論についてです。
同じ合算でも、垂れ下がっての数字より追い上げての数字のほうが価値が高い?
というもの。
一見オカルトっぽいですが、これはデジタルです。
例えば閉店でニューキングハナハナで「8000回転B32R22」(合算1/148.1)が2台、A台とB台があるとします。
そして場所の強さのランクも同じとします。
(仮に設定⑤⑥率が30~35%くらいとします)
1つだけA台とB台で違う事があります。
垂れての1/148.1か、追い上げての1/148.1か。
A台
1000回転B4R4
↓
4000回転B18R15(合算1/121)
↓
8000回転B32R22(合算1/148.1)
B台
1000回転B4R4
↓
4000回転B12R11(合算1/174)
↓
8000回転B32R22(合算1/148.1)
ちなみにハナのボナ率は、
設定①…B 1/303・R 1/504・合算1/189
設定⑤…B 1/256・R 1/374・合算1/151
この二つはいずれも合算1/148.1。
どっちも一緒に見えるんだけど・・・
B台のほうが高設定率は高いです。
この2つでは同じ1/148.1でも意味が違ってきます。
「単にヒキの順番が前後して収束しただけじゃねーか!」
と思うかもしれませんが、違います!
そもそも閉店でデータを見る時に、どこで高設定っぽいという「認識」をするでしょうか。
そこの高設定マークの「認識」のボーダーは何処でしょうか。
僕の場合は8000回転以上だと、
1/138以下
→高設定濃厚
1/139~/1/145
→高設定っぽい
1/145~1/154
→高設定の可能性もあるかも?
(BR比もありますが、ここは一旦置いといてください)
すなわち高設定?と「認識」する最低ボーダーは、
8000回転なら1/154~です。(6000回転なら最低の最低で1/150~)
ここで重要なのはですね・・・
後者のB台。
(4000回転B12R11→8000回転B32R22)
これは普通にやってりゃ認識すらされないんです。
目にも止まらないんです。
繰り返しますが、
8000回転以上の1/154以下くらい、このボーダーで高設定かも?と「認識」しますよね。
では4000回転B12R11が、仮に6000回転B20R17で閉店を迎えたらどうでしょうか。
これじゃ弱い、と判断して「認識」の対象外になるはずです。
あるいは4000回転B12R11のまま閉店したら、眼中にすら映らないはずです。
高設定かも?という「認識」には至らないはずです。
ではB台が「認識」に至るにはどうすれば良いのか?
前半が4000回転B12R11ですから、
後半を4000回転B20R11でクリアしないといけません。
もし仮に高設定だとしても普通にやってりゃ「認識」まで至りません。
つまりB台のような道中でつまずいた台というのは、
「認識」に至るまでのハードルが非常に高い、ということです。
もう少し噛み砕いてみると・・・
A台……4000回転B18R15
B台……4000回転B12R11
この2つが、8000回転B32R22になる確率を考えてください。
A台のほうは、ここから設定①ペースだとしても到達します。
しかしB台のほうは設定10くらい末脚を使わないと到達しない。
到達しなければどうなるか。
閉店後に、高設定かも?と「認識」されないんです。
1つ言えるのは、
A台は「認識」の対象になるのは無限に容易です。
しかし、B台は「認識」に至るには凄絶な試練があるということです。
そもそもB台だとこれ以上回らないかもしれませんよね。
後ヅモを狙ってる人の目から見ても、
A台は回す価値があると「認識」してるはずですが、B台は「認識」の対象外のはずです。
だからA台は合算が極めて良いので回されて当然。
ですが、B台は合算が悪いので回されづらい。
B台はここからの挽回のチャンス自体が少ない。
ゆえにB台は「認識」に至りづらいのです。
なのでA台は閉店で「認識」の対象になって当然。
B台は「認識」から外れるのが本来は当然なのです。
ではB台がもし8000回転1/152になったらどうなるか?
低設定や中間の「紛れ」の可能性は、
B台はA台よりも薄くなります。
どういうことか。
同じ合算なので、結果だけ見るとヒキの良し悪しが前後しただけです。
しかしA台とB台の出現率を考えてください。
圧倒的にA台のほうが多いです。
なぜ多いか。
A台は低設定や中間の「紛れ」をはじく「認識フィルター」の精度が弱いから。
一方、B台はそれが強いからです。
ですから、
これは高設定かも?という「認識」に至った時点で、
B台の「紛れ」は「認識フィルター」ですでに弾かれてるんです。
しかしA台は、「認識フィルター」の精度が弱いので「紛れ」の率も高くなります。
なぜなら繰り返しますが、
4000回転B18R15の時点でそこから設定①の確率でも「認識」まで発展するからです。
4000回転B12R11からだと、巻き返すには設定10の末脚が必要不可欠だからです。
つまりはB台のような道中で転んだ台。
B台は閉店で高設定かも?というレベルまで巻き返した時点で、凄絶な試練を乗り越えた精鋭台ということ。
一方でA台のほうはどうか。
恵まれた道中でぬくぬくとしてきた台。
というかこれだけ恵まれて、1/148まで戻るというのは逆にヤバイです。
A台が本当に設定⑤⑥なら、
8000回転以上で1/130以下の傑出台になるのが当然だと思います。
なので、同じ合算でも
B台>>A台
垂れ下がっての1/148と、追い上げての1/148とでは設定⑤⑥の信頼度が違う。
というより、低設定や中間の「紛れ」の率が全然違うという事ですね。
この理論は閉店後の台チェックだけでなく、後ヅモにも応用できると思います!
ちなみに、
Aタイプの新理論「腐ったミカン理論」を提唱してみる【Aタイプのブン回し展開は上ブレが当然】
というのもチェックしてね~。
では、ここらへんで。
さらにマニアックな期待値考察&立ち回り考察をnoteにてやってます!
→https://note.mu/district9
はじめまして。関東のエナ専です。
Aタイプの新理論感動しました。今回の記事や前回のぶん回しは上振れが当然という記事、以前から思ってたのですが言語化できなくてモヤモヤしてたのが解消しました。やっぱそーですよね
潜在期待値の話やハーデスの1G辞めの話なと全ての記事を読みました。しっかり言語化できているし、読者にも伝わっていると思います。
大変貴重な記事が多く毎回このブログはチェックしてます笑
これからも更新頑張ってください。
差し支えなければお聞きしたいことがたくさんあります…笑
①他の方のコメント欄で確認しましたが、ゴッドイーターはシミュ値以上とれると解釈してらっしゃいますが、380G〜で終了画面サクヤ以外即ヤメ(即前兆確認なし)で期待値いくらと予想してますか?
また、ハーデスの期待値は天井恩恵詐欺によるマイナス要素と、低確A固定での期待値算出や第9地区さんの辞めどきなどプラス要素を加味すると850からいくらとれると予想しますか?
②ハーデスの32gまで回すと15〜32あたりまで事実上無抽選。この理論に関してですが
例えばバジリスク絆でBC後土岐峠スタートや銭形のAT後はほぼ25g高確になりますよね、
この場合25Gまで回すと期待値の流血おこりますよね?20Gほどで辞めるべきでしょうか?
③ゾーン期待値に関してです
例えばサラ番のゾーン期待値200〜264がx円だとします。このx円というのはゲーム数解除、小役解除、仁王門などいろいろ込み込みだと解釈してますが263Gで中段チェリーを引いたとしたら告知は264G以降になりますよね?このいった場合は期待値の流血おこりますか?(シミュでは200〜264Gでヒットしたという前提で期待値が算出されていますか?)だとしたらゾーン期待値は「荒れる」ではなく、そもそも狙い目を辞めどきをきっちりしても期待値とれなくないですか?
言葉が稚拙すぎて申し訳ありません。
次に②に関してです。
絆と銭形に関してはハーデスとは全く違います。
ハーデスは15〜32のレア役当選&ハズレ目当選。これをフォローする事ができません。1〜32は問答無用で出目が激しくなりますし、そもそも本前兆が分かりづらいからです。
だから15〜32で仮に当選しても捨ててしまう。だから「事実上無抽選」だという事ですね。
絆&銭形で本前兆を捨てる、という事はまず無いので話は全く違います。
しかし25Gあたりでレア役を引いたら足が出てしまうので、23Gヤメくらいが丁度良いかもしれません。
最後に③に関してです。
確かに260〜264Gで押忍ベルなどを引くような事もあるかもしれません。
しかし、そういう展開は少数です。
実際は250G前後で前兆抜けヤメ、という展開が圧倒的に多いはずです。
なので少なくとも番長に関しては、260〜264まで回す事自体が極めて稀です。
ちなみに番長の正しいゾーン狙いを実践すれば、260〜264を踏む事自体を限りなくゼロにできます。
なので、更に期待値を底上げできます。
ちなみに番長徹底おさらいの記事。
なので番長のゾーン狙いに関しては、「200〜264のシミュ値未満である」というのは考えづらいですね〜。
僕の言う「期待値の流血」とは、番長&絆&銭形ではなく、
ハーデスの16〜32や、それから北斗強敵のリセ狙いなどの事です。
強敵リセ狙いを具体的に言うと、
机上では設定⑥くらい?の数字ですが、現実は違います。
弱スイカ当選や弱チャ目当選やらオール完全フォローする、という前提での机上の数字だと思います。
ハーデスと同様に、(文脈次第で)弱スイカ&弱チャ目当選、あるいはCZも「事実上の無抽選」になります。
無論、弱スイカ如きをいちいち32G追っていたら低確を多く回す羽目になるので大マイナスです。
僕の言う「期待値の流血」とは、こういう北斗強敵のような意味ですね。
弱スイカ&弱チャ目当選などが「流血」するか、期待値の無い低確を多く回して「流血」するか。
2つに1つ。「流血」は回避不能だからです。
番長に関してですが、前兆非発生時、私は220.420までしか回しません。
・よくある222G位からのガセ前兆の場合、チャンスは実質的には8〜10Gくらい。
・前兆Gは32Gなので1100円ほど使います。
・ゾーン狙い出来る台を50台ひろっても40台位は種なしでしょう。
って事で私には、40台中一回でもガセから本前兆に書き換え、尚且つ2200枚出すってのは無理ではないかもしれませんが、期待薄かと思えるので、後任に当てられようが気にせずヤメてます。
丁寧に回答していただきありがとうございました。
非常にわかりやすかったです!
これからも更新頑張ってください。
あ、なんかヘンな事言いました!!!
ガセ前兆を全て回す計算をしてしまいました、、、
220〜232、前兆中であってもヤメる条件でも私の考えは同じです。
さすがに222Gくらいの「ガセ→本前兆書き換え」が40台に1台という事はないですよ。
仮に222Gで前兆が来て、それがガセだった場合。
ここの223〜232の「ガセ→本前兆」の書き換えは、1/128固定でも7.5%はあります。
プラス状態(1/100)や232〜255の自力レア役を含めれば、もう少しだけ上がりますね。
ただエナじいさんの言いたい事は、
ガセ前兆選択の少ない201〜216があくまでもメイン。
217〜220はオマケという事ですよね?
201〜216だけ回す事でガセ前兆で引っ張られるリスクを減らせる、という理由だと思います。
個人的には「220ヤメは早いのでは?」と思いますが、
201〜216メインで立ち回るのも理にかなってると思ってます。
僕としては、
225時点で前兆非発生の場合、226〜232にレア役(弁当箱以外)を引けないなら232ヤメですね。
どっちのほうが良いのか分からないけど、
これほど人によって立ち回り解釈が違う機種というのも珍しいですね。
伏兵くんのブログのコメント欄から飛んできましたが、完成度の高い記事にただ脱帽です。
即ホーム画面に追加させていただきました。
なんというか、記事の題材も他のブログの手の届かないところに焦点を当てていると思います。
ハーデスのやめどき記事、オキドキ記事、すべてに納得できました。有益な情報ありがとうございます。
エータイプに関しては私も稼働の8割を占める重要機種です。
基本的にはデータからしか判断できない夜型兼業スロッターですが、特にアクロス機種の高設定看破は簡単なようで難しいです。
宜しければハナビ(バーサスも同様)の設定別の偏り(2と6の見分け方)など、どのあたりを、どれくらいの回転数で判別されているのでしょうか?
可能なら記事にしていただけると大変有益な情報となります。
よろしくお願いします
コメントありがとうございます!
それから、ブックマークして頂いて本当にありがとうございます!
肝心の質問の内容なんですが、
ハナビやバーサスに関しては打たないので分からないですね〜(汗)
僕の場合は技術介入とやらに不具合があるので・・・
1つだけ言うと、
重要なのは、その台のランクが全てです。
この日のこの店のこの場所はどの程度強いか。
「腐ったミカン理論」や「認識フィルター理論」は台のランク付けができている、という前提の話ですので、台のランク付けには十分に注意してください。