ども、くろっくです。
今回は、「非等価・再プレイ500枚制限」。
このルールでのハイエナ立ち回りをおさらいします。
結論から言うと、
非等価再プレイ500枚では、台の期待値単価だけ考えれば良いという訳ではないです。
もちろん台単価も重要です。
ただそれだけでなく、「手持ち枚数が多い状態で台を拾う」というのも同様に重要です。
非等価の店では、手持ち枚数によって期待値が変わってくるからです。
手持ち枚数によって期待値は変わる
凱旋とバジ3を例に、手持ち枚数に応じた非等価の期待値を見ていきます。
50枚貸し55枚返しでのシミュです。
凱旋・手持ち期待値
200枚 | 500枚 | 1000枚 | 2000枚 | |
---|---|---|---|---|
650G | +840 | +1240 | +1680 | +2040 |
700G | +1300 | +1710 | +2160 | +2470 |
750G | +1830 | +2240 | +2680 | +2960 |
※1/29・数字を修正※
天井抜きの大当たり確率は1/475。
200枚から足が出る確率は80.9%。ここでは85%と仮定。
なので、現金投資に発展する確率は85%。
(500枚は62%・1000枚は38%と仮定)
そして、200枚消化時は平均800G。
800~での大当たり確率は1/366。
(スロプロドットコム様を参照)
366Gは14.64k。ここでは15.1kと仮定。
15k×5枚=75.5枚。
この75.5枚を85%の確率で取りこぼす、という認識ですね。
なので、75.5×0.85=平均64.175枚の取りこぼし(損失)ということです。
手持ち期待値については下の記事に詳しく書いてます。
バジリスク3・手持ち期待値
100枚 | 300枚 | 500枚 | 1500枚 | |
---|---|---|---|---|
600G | +650 | +930 | +1090 | +1230 |
700G | +1370 | +1620 | +1810 | +1870 |
800G | +2240 | +2530 | +2670 | +2700 |
ただし手持ち期待値を出すときは、「ART非当選ボナ」や「現金投資→ボナ→無駄にメダルが余って当選」とかいろいろあります。
なので変則的ですが、期待値ベースは46.05G/1k。手持ち期待値は43K/1kという仮定です。
あと、天井恩恵は平凡当選(フリーズ抜き)の1.5倍シミュ。
というか、このバジ3は数字が大きすぎたかもしれません。
参考程度ということで。
手持ち影響が大きい機種と小さい機種
御覧のように、凱旋は手持ち枚数によって大きく影響を受けます。
その一方でバジ3は、そこまで甚大な影響は出ていません。
理由としては、
・コイン持ち
・最深部までの距離
この2点です。
なので新基準は、手持ち影響を比較的受けづらい。
そして旧基準は、手持ち影響を受けやすいです。
(旧基準でも、金太郎やイーターのような天井の浅い機種は影響が少ない)
=「取りこぼし(現金投資の損失)」
,
このように脳内でアバウト換算してください。
その脳内イメージの「取りこぼし(現金投資の損失)」。
これの大小によって手持ちの期待値への影響が変わってきます。
言うまでもなく、この影響を強く受けるのは凱旋ハーデス。
GOD系は手持ち枚数によって期待値が大きく変わります。
これは間違いないです。
ところで、最初は必ず手持ち500枚スタートです。
では500枚状態だと、凱旋ハーデスのボーダーは思い切り上げるべきなのか?
それは違います!
手持ち3000枚になれば無双状態
非等価でのネックは最初は必ず手持ち500枚スタートという点です。
ここから1000枚2000枚に発展すれば、次の台の期待値が変わってきます。
転生のATレベルをイメージ
手持ちが2000枚にもなれば、次の1台2台は「等価期待値×50/55」で確実に獲れます。
3000枚ならば、オール1日が「等価期待値×50/55」で獲れるでしょう(その店では)。
北斗転生で例えるなら、
手持ち1000枚…ATレベル2
手持ち2000枚…ATレベル3
手持ち3000枚…ATレベル4
こんなイメージですね。
スイカ(普通の期待値)をATレベル1で引いてもゴミですが、ATレベル34なら十分な戦力です。
中段チェリー(大きい期待値)はレベル1で引いても強いですが、レベル34ならば更に強くなります。
そしてレベル34なら、継続する可能性は高いです。
手持ち2000枚以上なら、次も同じく「等価×50/55状態」が継続濃厚です。
やっぱりATレベル4(手持ち3000枚)ともなれば無双状態になりますね。
なので、最初のATレベル1(手持ち500枚)からレベルを上げれば次の期待値が変わってくる。
とりあえずはレベル2(手持ち1000枚)にするだけで全然違う。
しかし・・・そんなに思い通りにいかないのが期待値稼働。
そんなに簡単な話じゃないんですよね。
ただし、1つだけ抜け道がありあす。
1つだけATレベル上げしやすい機種があるのです。
それは・・・凱旋です。
凱旋は平均獲得枚数が「安定して」多い
凱旋は手持ち枚数によって期待値が大きく影響します。
一見すると非等価に不向きにも見える。
しかし、平均獲得枚数が「安定して」多いです。
なので凱旋を消化した後は、ATレベルが上がっている可能性が高い。
ハーデスは安定しないですが5000枚以上出る確率は高いです。
しかし、非等価の立ち回りには5000枚も必要無いのです!
3000枚でも5000枚でも、1日オール「等価×50/55」です。変わらないです。
ATレベル4より上、というのは存在しないのです。
なので、次の台や1日での期待値ATレベルを考えると・・・
5000枚以上の出現率は低いが「高いレベルで安定」する凱旋。
この凱旋は非等価再プ500枚に向いていると思います。
詳しくは下の記事から
「点」と「線」、どちらを優先すべきか
例えば、
バジ3・700G…..+1810円(40分)
凱旋・730G…….+2000円?(60分?)
,
2台同時にあるとします。
果たして、どちらを選択すべきなのか。
「点」としての台単価は、バジ3に圧倒的な軍配があります。
しかし「線」として考えるとどうなのか?
バジ3の700を打ち終えた後と、凱旋の730を打ち終えた後とでは・・・
どちらのほうがATレベルが上がっているか?
これを考えると・・・五分五分。
バジ3700でも凱旋730でも、どちらでも良い。
一つ言えるのは、「こんなんバジ3の700一択でしょ」と言われると、そうではないと思います。
パッと見だとそう思うでしょうが、「バジ3一択」というのは言い過ぎです。
確かに、「点」としての時給面ではバジ3の700が大きく勝ってます。
しかし「線」として次の台の期待値を考えれば、凱旋730に軍配は上がります。
これは状況次第によって優先順位は違ってくるでしょう。
凱旋650(手持ち500枚)も見方によればアリ
凱旋650の手持ち500枚は、+1240円(60分?)。
時給に直すとウンコなので、こんなん打つ価値がないようにも見えます。
しかし、この凱旋650を消化後には、
期待値ATレベルが高くなってる可能性は高いです。
考え方によっては、
「今の低期待値&低時給」を投資して「期待値ATレベル」を上げる。
こんな考えもあります。
なので、「点」としての期待値&時給がウンコだからといって、全く打つ価値が無い、という訳じゃない。
稼働率やライバル状況、前日の中ハマりの枚数によっては違ってきます。
「線」として考えれば、むしろ打ったほうが良い、と変わってくる展開も全然あるかと思います。
やはり単体の「点」も重要
ここまで期待値ATレベルの「線」のメリットばかり強調してきました。
しかし一方で、単体としての「点」も軽視はできないです。
といううのも、「線」重視のデメリットも存在するからです。
「低期待値」を投資して「期待値ATレベル上げ」をしても・・・
①期待値ATレベルは上がらない展開が多い
②その後にずっとアブれてしまったら意味が無い
「安い時間を投資するリスク」もあるわけですね。
対処法としては、そのリスクの大小を自分で想像するしか無いです。
まず、①の出玉が出ないリスク。
ここの調節は無理です。(強いていうなら積極的に凱旋を打つくらい)。
しかし、②の近い未来にアブれるリスク。
ここは多少はコントロールできます。
店の状況(稼動率・ライバル・前日の中ハマり枚数)で、リスクの大小をアバウト想定できると思います。
「②のリスクが少ない」と判断できれば、「点」としての台単価が安くとも打って良いと思います。
夕方以降は、必ずしも「点」優位とは限らない
基本的には、時間帯によって「点」優位か「線」優位かが違ってきます。
閉店から近ければ近いほど「点」優位になり、遠ければ遠いほど「線」優位になります。
ただし注意すべきは、あくまで優位というだけです。
例えば夕方。
ここは、やや「点」優勢。この程度です。
夕方からだと残り時間が少ないです。
なので、期待値ATレベルを上げても効果が薄いようにも見えます。
レベル34になったところで恩恵が薄くなるのは確実ですからね。
しかし、夕方以降の特徴としては「大きいのは落ちづらいが並レベルは拾い易い」という傾向があります。
そういう意味では、「1時間後にアブれるリスク」は少ないと言えます。
なので必ずしも「期待値ATレベルを上げる意味が無い」とは言い切れないです。
結論としては、夕方は「点」やや優勢ってレベルでしょう。
まとめ
理想を言うと・・・
中段チェリー(高期待値)やスイカ(並の期待値)は、等価や貯メ無制限の店で拾いたいですよね。
ATレベル1以下(手持ち500枚)で中段チェリー(高期待値)を拾うと・・・
何か損をしてるような気にもなります。
ただし転生のATレベルの例と違うところがあります。
それは、
等価よりも非等価500枚のほうが、明らかに中段チェリー(高期待値)やスイカ(並期待値)の出現率が高いことです。
なので手持ち枚数を増やす事を意識すれば、非等価500枚の不利は適度にフォローできると思います。
どうしても最初の1台2台の期待値は弱くなってしまいますが、
期待値ATレベル(手持ち枚数)を上がった状態であれば、間違い無く強いと思います。
まあ、肝心の期待値ATレベルを上げるのはハードルが高いのは否めないんだけどね。
では、ここらへんで。
さらにマニアックな期待値考察&立ち回り考察をnoteにてやってます!
→https://note.mu/district9
いつも参考にさせて貰える記事ばかりで助かります。
拠点を移してから、1番ライバルが少なく宵越しで拾える(稼働、ラインナップ、客層込み)店が、非等価の再プレイなしで、持ちメダルを作る立ち回りが余儀なくされてます。
引っ越し前のくろっくさんの立ち回りのように出来ているか心配ですが、まずは二番煎じなりに色々試してみようと思います。
倒産じぃじさんは今は広島でしたよね。
広島は非等価でしたっけ。
>>拠点を移してから、1番ライバルが少なく宵越しで拾える(稼働、ラインナップ、客層込み)店が、非等価の再プレイなしで、持ちメダルを作る立ち回りが余儀なくされてます。
こういう店ってパッと見では厳しいですが、お宝店の可能性も少しありますよね。
「再プレイ不能」という事なので、他専業が敬遠してますからね〜。
個人の経験上、この店は過疎店という事でよろしいでしょうか。
もし過疎店とするならば・・・
「平日は何日か寝かせる」という形になるんですかね。
(休日は寝かせる必要も無いと思いますが)
やっぱり再プレイ不能ですから、
現金を入れる前に、「ハマり台の数」「消化後にも複数の期待値台が保証されてる状況」は欲しいところですよね〜。
おっしゃる通り非等価ですね。そして記載の使えそうな店は過疎店です。夕方からの稼働は若干上がりますが、ライバルがいないおかげでなんとかなりそうです。
逆を言えば、専業の参入は厳しい地域ながら、兼業にはかなりの可能性を感じました。
確かに、土日がフル稼動できる兼業さんに向いてると思います。
やはり、こういう過疎店は土日にこそ旨味がありますし。
土日は「中ハマり+中ハマり」が昼でも出ますからね〜。
平日だと、夕方より前は出現しづらいんですが。
点と線の考えかた大変分かりやすかったです。
貯玉制限あるばあいの稼働は、様々な事を考慮して立ち回らないと駄目なんですね。とても勉強になりました。
ここまで、掘り下げて非等価の立ち回り書いてあるブログは見たことないです。本当に素晴らしい考察だと思います(#^.^#)
記事読んでて、一つだけ気になったことなんすけど
〉 ちなみに例えば、凱旋700・手持ち200枚の出し方。
200枚で当たる確率は80.9%。ここでは85%と仮定。
なので、現金投資に発展する確率は85%。
200枚で当たる確率80.9%??
当たらない確率ではないのでしょうか??
ちょっとこの部分だけがわからなかったです。
すいません、ご指摘ありがとうございます!
只今訂正しました。
○200枚から足が出る確率
✕200枚で当たる確率