ども、くろっくです。
今回は、ミスをしたと気付いた時にどうするか?という主題です。
この記事で重要なのは、
「ミスをした時にどうするか?」ではなく、
「ミスをしたと気付いた時にどうするか?」ということです。
前者は過去形ですが、後者は現在進行形(or過去進行形)だからです。
台湾に行けなかったというミス
例えば・・・
僕は先月に、台湾に行こうと思って航空券&ホテル予約で4万払いました。
(LCC&セール品なので返品不能)
しかし、台湾はパスポート残存期間が3か月を切っていたら入国不能である、という事実に後から気付きます。
なので結果としては、支払った4万は水の泡と消えました。
まあ、4万がパーになったってのは過去形です。
対処法としては、次から気をつけよう!というだけです。
しかしここで問いたいのは、
台湾=パスポート残存3か月と気付いた時にどうするのか?
という過去進行形の話です。
いろいろ調べて、台湾はガチで残存3か月未満じゃ入国できないっぽい。
もはや4万はあきらめて泣き寝入りするしかない。
しかし、4万もホテル&航空券を買っておいて、後から放棄するだなんて・・・
「どうして4万も払ったんだ?」という話になる。
アホのふりして空港に特攻すれば、温情で入国できる可能性もあるかもしれない。
とはいえ、成田までの交通費&消費する時間ってのがあるし・・・
どうするべきか?
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雀ゴロKさんから学ぶ
現在進行形でミスに気付いた時にどうすべきか?
この難問に対して、素晴らしい記事があります。
雀ゴロKの麻雀日記様での、とある記事です。
少し引用します。
あとでなぜ1枚目から発を鳴かなかったかという話になったときに、そのメンバーは
「実は1枚目をぼーっとしてて鳴き忘れたんだよね・・・なのに2枚目が出て鳴いちゃったんだけど、あれがやっぱりよくなかった。1度ミスしたんだから鳴かなければよかった」
といった感想を呟きます。
これは結構わかります。1回ミスしたあとに、その道を選び直すのって結構勇気がいります。
でもこれ、2枚目の発はやっぱり鳴くべきなんですね。
1枚目の発が出たのを疲れから見落としてしまう。もうこればかりは仕方ないです。体調管理を万全にしてもこうした見落としは出ます。(特にメンバーの本走では)
でも1番よくないのは1度ミスをしたからといって、この手牌で2枚目の発をスルーすることなんですよ。この手牌から3巡目の発をスルーしてしまうのは結構損になります。
「ミスをした後に、そのミスを一旦リセットして最善の手順を尽くせるか」
というのも実践では非常に大事です。
1枚目の発を見落とした上に、それを病んでこの2枚目の発をスルーしてしまうような
「最後の愚」
を犯さないことを心がけたいですね。
引用元・雀ゴロKの麻雀日記様
ミスをしたときの心がけより
どういうことかって、
記事の手牌で1枚目の発をスルーして、同巡での2枚目をスルーか鳴くか。
ここでの心理状態というのは、
「2枚目を鳴くのならば、そもそも1枚目から鳴くべきでは?」という心境。
(もちろん1枚目と2枚目では意味合いが違うものの、状況はさほど変わりません。)
1枚目をスルーして2枚目は鳴くってのは一貫性がない!
だからスルーすべきだったのでは?
という問いです。
この問いに雀ゴロKさんはこう答えます。
もう一つ大事なこととして、
「ミスをして間違えて歩いている道の中で最善を尽くす」
というのもあります。
そうか!と目からウロコが落ちました。
僕なんて、1枚目を鳴かないのなら2枚目もスルーで良いんじゃね?なんて思ってました。
しかし、2枚目を鳴くかの判断には1枚目をスルーしたからってのは全く関係ないんですよね。
“その時の一貫性”は重要ではない
これ結局は、ミスどうこう関係なしに、その状況において最善の選択肢は何か?というシンプルなものです。
例えば、面前でテンパイしてなぜか謎のダマにするなんてミスは良くあります。
ここで「なぜリーチしなかったんだ!?」と気付いたのならば、堂々とツモ切りリーチをするべきということですね。
こういうのは傍から見ればバカ丸出しです。
なぜバカ丸出しかというと、明らかに一貫性がないからです。
ツモ切りリーチをする身としても、「あの時リーチしなかった自分は何なんだ?」となります。
しかし、その時の一貫性なんてものは全く重要でない。
重要なのは、ミスを含んだ上での最善の選択をするべきということ。
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台湾のミスに気付いた時の最善の選択とは?
そして、この雀ゴロKさんの考えというのは、麻雀のみならず、様々なことに活用できます。
冒頭の台湾のパスポート残存の件に戻ります。
強引に空港に特攻すべきか?
それとも、単に泣き寝入りすべきか?
いろいろ調べたら、台湾はガチで残存3か月未満はダメっぽい。
それなら、空港に特攻したところで交通費と時間のムダです。
もう諦めるしかない。
とはいえ、4万も航空券とホテルを買っといて、次の日に「全~部いらないっ!」なんてバカ丸出し。
一貫性が無いどころのレベルではないw
あの4万払った行動は何だったのか?となります。
ここの未練を断ち切るのには時間がかかりました。
でもよく考えてみりゃ、4万払った行動を否定したくないがために更に傷口を広げるだなんて、もっとバカげています。
なので、冷静になって、今の最善の選択は何か?ってのを考えました。
その時にすべきことは・・・
煮え湯を飲んで4万は諦める。そして、パスポートを更新する。
これで無事にこの件は解決しました。
たぶん雀ゴロKさんの記事を読んでいなかったら、ヤケクソで空港に特攻していたと思います。
ちなみに、麻雀が上達したいのならば雀ゴロKさんの本は本当に勉強になります!
純黒ピン東メンバーが教える フリー麻雀で食う超実践打法
フリー麻雀で食う 上級雀ゴロゼミ
P.Sとして補足
まあ僕の台湾のミスにしても麻雀の話にしても個人の問題です。
だから、「あの時ああしたならば矛盾する」とか全く気にしないで良い。
しかし、組織となると少し事情が違ってくるかと思います。
例えば野球の監督采配ならば、
「あの回にクローザーを出さなかったのにこの回は登板だなんてどうなってるんだ?」
なんてのが続けば選手からの不信感が生まれるでしょう。
たぶん会社などの組織でも同じはず。
ミスをリセットした上での最善の選択とはいえ、一貫性がなければ組織の人間関係に不信感が発生するでしょう。
あえて、最善の選択よりも一貫性を優先したほうが良い場合もあるのかもしれません。
時と場合によって、何を優先すべきかが変わってくる。
だから人生って難しい!
では、ここらへんで。
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