ども、くろっくです。
前回からの続きです。
凱旋とハーデスとでは決定的な違いが3つあります。
今回は②の「天国」の価値について。
AT後の天国フォローはどうすれば良いのか?という問題です。
結論から言うと・・・
凱旋の場合は、AT後天国フォローは極めて重要です。
しかしハーデスの場合は、AT後の天国フォローなんて全く重要ではありません。
「前回当選が天国っぽい?」ぐらいならばハーデスは1Gヤメで良いです。
(ハーデスで本当に重要なのは、AT後のヘル高フォローだけ)
両機種の”天国”を比較
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AT後の天国フォローに関する一般的なセオリーとしては・・・
=AT中出目が天国っぽい時は強ければ出目が弱くなるまで続行。
=AT当選が天国っぽい時は32Gまで。
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一般の認識としてはこんな感じかと思います。
凱旋のほうはこれで問題ありません。
しかし、ハーデスの「天国当選っぽい時は32Gまで」という一般論は完全に誤っています。
理由としては以下の4つです。
①1~32Gでの天国看破が難しい
②紛れの天国準備滞在の可能性が大きい
③天国当選での期待獲得枚数がショボい
④本前兆が非常に分かりづらい
①1~32Gの天国看破の容易度
まず、AT後の1~32Gで天国かどうか看破できるのか?の問題があります。
ハーデスの天国看破1~32Gはモード不問で必ず奇数テンパイやら何やらピキピキ頻発する。
凱旋の場合は、例えば「天国当選→単発→1~32出目ざわざわ」「AT中の出目が非常に強い→1~32出目ざわざわ」。
この文脈の場合は、V奇Vが出なくても出目ざわざわしてるならだいたい天国です。
もちろん天国準備リスクこそあるんだが、「強いか?弱いか?」を見極めるのは非常に簡単です。
(というかストック確認のついでに天国判別をできるのが凱旋の良い所ですね)
しかしハーデスの場合は、天国だろうが低確だろうが関係無しに出目ざわざわするので天国判別が不能です。
運良くV奇Vとかが出てくれない限りは判別は厳しい。結局は32~45あたりまで見ないと無理。
つまりはハーデスで1~32を回してもほとんど何も分からないってことです。
ならば、前回天国当選したからといってAT後をフォローする意義が薄くなります。
②紛れの天国準備
出目がざわざわしてるからといって天国とは限りません。
特にハーデスのほうは、もしAT後に天国だとしても天国準備に転落するリスクが高いです。
これでは前回天国当選が確定していたとしても、紛れの天国準備で何Gも引っ張られるリスクが高くなります。
仮に1~32で奇数順目が出たところで、天国?か天国準備か?の判別が難しいです。
ここから続行して32~45で出目ざわざわしたとしても、天国転落後の「天国準備の出目ざわざわ」の可能性も高くなるからです。
ゆえに、ハーデスのAT後フォローを行う意義は薄くなります。
③天国当選時の期待獲得枚数
・トータル平均獲得枚数を上回っている
・トータル平均獲得枚数を余裕で下回る
同じ天国とはいえ、凱旋とハーデスとで期待獲得枚数が違います。
凱旋の天国は、平均よりも期待獲得枚数が多いので深追いする価値があります。
しかしハーデスは天国当選の期待獲得枚数は平均よりも少ないのです。
ハーデスの場合は早急に見切りをつける必要があります。
ただ、この見切り時にも障壁があります。
④本前兆の分かり易さ
・なので本前兆を捨ててしまうリスクは少ない。
・なので本前兆を捨ててしまうリスクが高い。
天井狙いでハーデスを拾ったら「実は本前兆中でした」ということは稀にあります。
これは決して他人事ではありません。
ハーデスの本前兆は分かりづらいですから、自分だって種付きを捨てる可能性も全然ありますからね。
本前兆を捨てるリスクがあるのならば、深追いする価値も薄くなります。
もちろん多めに回して慎重に行けば、ハーデスの本前兆を捨てる確率そのものは減りますよ。
しかしそれはそれで無駄なG数(=マイナス期待値)を多く回すリスクになります。
かといって見切りを過度に早くすると、無駄なG数を回すリスクは減るものの、本前兆を捨てる確率が高くなってしまう。
どちらに転んでも期待値の流血が発生する、という事です。
・しかし無駄なG数が増える(平均投資UP)
・しかし本前兆をこぼしやすくなる(平均回収DOWN)
ハーデスの正しいヤメ時
では、どうすれば良いのか?というと・・・
・天国当選確定=「32+αヤメ」
天国が確定していないのならば追う価値はありません。
高確当選の可能性が強くなるからです。基本は1Gヤメで十分です。
天国が100%確定しているならば、AT後もフォローしたほうが良いです。
ただし、「32Gヤメ」ではなく「32G+αヤメ」です。
32Gヤメだと20~32あたりの当選での本前兆を取りこぼすからです。
加えて言うと、1~32Gで運良くV奇Vが出てくれないと「32G時点で天国にいるか?いないか?」が何も分かりません。
32Gヤメは最も中途半端なやり方なのです。まだ1Gヤメのほうがマシだと思います。
詳しくは、ハーデス徹底おさらい①・状況別の細かいヤメ時。こちらの記事をご覧ください。
それとヘル高フォローの重要性についても軽く触れておきます。
おまけ・ヘル高フォローの重要性
まず前述した①~③の要素にヘル高を当てはめてみます。
①1~32でのヘル高看破難易度
1~32の基本は杖ハズレ・雷奇数非テンパイ待ちです。
そういう意味では天国のV奇Vと変わらないように思えますが、
文脈次第では何も出ずとも「ヘル高ミドル以上だろう」と確信できる展開は多いです。
1~32Gで看破というよりは、0Gの時点でヘル高濃厚だと予測できるので看破難易度という意味では容易です。
②確定演出や鎖頻発のヘル高信頼度
「ヘル高ミドル以上濃厚」とかの文脈次第では、
確定演出が1度出るだけで「とりあえず次のHZ当選まで」と半永久保証されます。
③ヘル高当選時の平均獲得枚数
ミドル当選なら50%以上、万が一ロングなら80%以上で、
「ヘル高(ミドル以上)を伴うAT」になります。
当然AT中のHZ当選率も(普通のに比べて)急騰します。
ゆえに平均獲得枚数は高いです。
というか、0Gからのヘル高はミドル以上の展開が多いです。
上記の理由から、ヘル高フォローは相当な価値があります。
まあハーデスで本当に重要なのは天国フォローではなくて、ヘル高フォローなんですよね。
超簡潔にヘル高フォローをまとめましたが、
詳しくは、下の関連記事に細かく書いていますので、更に知りたい方は下の記事もご覧ください。
では、ここらへんで。
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[…] 凱旋とハーデスの3つの決定的な違い【後編】~天国の価値は全然違う~ […]